黙とう式は現地時間で27日23時31分(日本時間で28日5時31分)に執り行われた。
まさにこの時間、クレムリン近くのボリショイ・モスクヴォレツキー橋を歩いていたネムツォフさんは射殺された。モスクワ市クラスノセリスキー地区のイリヤ・ヤーシン区長は故人を偲び、1分間の黙とうを呼び掛けた。追悼イベントはそのほか、モスクワやサンクトペテルブルクの各地でも開催された。
射殺現場で執り行われたイベントには野党議員が多く足を運んだほか、国内外メディアも取材に訪れていた。中にはリベラルなメディアとして知られる「ノーバヤ・カゼータ」(新しい新聞)紙のドミトリー・ムラトフ編集長の姿もあった。
ネムツォフさんは1990年代に政府の要職を歴任。2000年代には野党に転じ、2015年2月27日に暗殺された。2017年7月には暗殺計画の実行犯らに懲役11年から20年の有罪判決が下された。
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