新型コロナウイルス

世界人口の1割にコロナの抗体確認、ワクチン接種が集団免疫獲得の切り札=WHO主任科学者

世界保健機関(WHO)のソミヤ・スワミナサン主任科学者は28日の取材で、少なくとも世界人口の1割に新型コロナウイルスの抗体が形成されていることを明らかにした。ただし、集団免疫獲得にはほど遠いとしたうえで、ワクチン接種こそが世界的に集団免疫を獲得する上で唯一の手段であると強調した。取材の様子はツイッター上で生中継された。
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WHOは世界主要都市における感染のホットスポットに関する研究を分析している。こうした調査は500近くの都市で行われており、その調査結果を合わせると抗体を獲得した人の数は世界人口の1割以上になるという。

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都市によっては人口の5割から6割が抗体を獲得しているケースがみられるものの、それによって集団免疫が獲得されたことにはならないという。抗体保有率が高い都市に暮らしている人でも、別の都市に移動することで感染リスクにさらされるとのこと。

そのためスワミナサン主任科学者は、世界的に集団免疫を獲得する唯一の手段はワクチン接種をおいてほかにないと強調した。

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