コストルナヤ選手は新型コロナウイルスに感染した影響により、2020年12月末のロシア選手権、2月初旬のチャンネルワンカップを欠場。2月27日に行われたロシア杯ファイナルのショートプログラムではジャンプシークエンスにミスが生じ、70.14点で6位。フリーとの総合得点は210.20点で6位に終わった。
ロシアは世界選手権の女子シングルで代表3枠を獲得している。そのうち2枠はアンナ・シェルバコワ選手とアレクサンドラ・トルソワ選手がほぼ確実にしている。コストルナヤ選手は今大会で表彰台を逃したことにより、世界選手権出場の切符、その最後の1枚をエリザベータ・トゥクタミシェワ選手(24)が手にする可能性が濃厚になった。
大会後の取材でコストルナヤ選手は心境を打ち明けた。
もちろん、悔しい。だって、昨シーズンは行けるはずだったから(コロナの影響で中止:スプートニク編集部)。でも、スポーツはそういうものだと思う。失うものがあったり、得られるものがあったり。世界の終わりじゃない……オリンピックシーズン後に卒業すると言っていたけど、そのあとも滑り続けたいと思うようになってきた。フィギュアスケートのない人生が想像できないから。やめてしまったら、また表彰台に上りたくなると思う。健康の限り、続けたい。
コストルナヤ選手はロシア杯の出来に悔しさをにじませた。
全体的にがっかり。フリーでも全部は上手くいかなかった。3つ、4つのエレメントを落とした。ショートでもかなり失敗した。でも、出場して演技ができたことはうれしい。このプログラムも、ショートも、次のシーズンでは上手に滑りたい。
3回転アクセルを復活させる考えはあるかとの質問に対し、「私の体調からすると、現実的じゃないと思う」と回答した。
関連ニュース
このほかのフィギュアスケートに関するニュース、写真、インタビュー等はスプートニクの特設ページをご覧ください。