同誌は、F-35ライトニングIIが、長距離型の複座戦闘爆撃機「F-111アードヴァーク」と似ていると指摘している。F-111の開発は半世紀以上前に行われた。当時、米国防総省がF-111を1700機購入すると思われていたが、実際に購入したのは550機だった。
F-111の価格は、予想の5倍に膨らんだという。同誌によると、この爆撃機の主な問題は多機能性にある。そのため設計が複雑なものになり、F-111の運用は制限されてしまった。
またフォーブス誌には、「F-35には、たしかにF-111の性質が多くある。F-35には、似たような3種類の軍用機のシステムがまとめられていることから、空軍、海軍、海兵隊のニーズを満たすことになる」と書かれている。
その一方で同誌は、米国防総省は新型戦闘機の製造計画があることを認めており、F-35ライトニングIIの生産数を制限する可能性があると指摘している。同誌はさらに、その新型機計画が、最近の第5世代戦闘機F-35と同様に失敗に終わる可能性があるとみている。
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