英国内では現時点で「ブラジル」の菌株による感染症例は6件確認されており、3件がイングランドで、 残りの3件はスコットランドで検出されている。
感染が疑われる人物は、検査の際に専用登録カードへの記入をしっかり行なわなかったことから特定に至っていない。
この人物は2月12日または13日に検査を受けたと思われる。
この日に検査を受けたが結果を受けとっていない人、または登録カードを完全に記入していない人は、速やかに当局に申し出るように要請されている。
また、ニュース専門局「スカイニュース」は、「不明」の患者の捜索を英国のロイヤルメールが担当していると報じた。当局は、この人物は地元当局から届けられた検査キッドを自宅で受けとったものの、自身の連絡先を記載しなかったとみている。こうした中で郵便サービスは個人と居住地を特定するのに役立つ補足的な感染者情報を提供することができる。
世界保健機関(WHO)の最新情報によれば、英国の菌株はすでに101ヶ国で、また、南アフリカの菌株は51ヶ国、ブラジルのものは29ヶ国で発見されているという。