オークションハウスはツイッターで「驚くほど多様な筆使いや線描で、技術的に革新的ともいえる素描は、モデルの少女の本質を捉えている」と綴っている。
これはゴッホが1988年に仏プロヴァンス地方アルルでスケッチしたもの。ゴッホはアルルを「南方の日本」と呼んでいた。スケッチには12-14歳と思われる少女が描かれている。ゴッホは日本美術と仏小説家ピエール・ロティの「お菊さん」に影響を受けており、「娘(作品名のラ・ムスメMousméでもある)」は日本語で最も美しい言葉の1つであり、若い女性を指すと解説している。
素描は紙に鉛筆で描かれ、その上に葦ペンと茶色の墨が入れられている。
この素描をもとにした絵画作品「ラ・ムスメ」はワシントンのナショナル・ギャラリーに展示されている。
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