マスク氏はツイッターに、「打ち上げ用のウィンドウは3月3日の9時(※日本時間 23時)にオープンする」と投稿した。
スペースX社のサイトでは、スターシップSN10のプロトタイプの弾道飛行実験はテキサス州キャメロン郡の施設で実施されると強調する。
スペースXは、全部を再利用することが可能な打ち上げロケット「スーパー・ヘビー」と宇宙船「スターシップ」で構成される輸送システムを開発している。同システムにより、衛星、乗組員、貨物を低軌道、また月や火星に運ぶことが可能となる。
2月には宇宙船SN9が高度10キロメートルまで上昇した後に着陸に失敗し爆発している。この実験はテキサス州ボカチカ村近郊の発射場で行なわれた。
米連邦航空局は、事故調査を注視していると表明した。「スターシップ」の試作機のテストは、1機目(スターホッパー)を除いてすべて失敗に終わっている。2020年5月末には、米テキサス州ボカチカにある発射施設で行われたテスト中に爆発した。同年12月には、打上げは成功したものの着地に失敗し、炎上した。