気候変動が赤ちゃんに及ぼす予期せぬ影響

地球規模の気候変動が赤ちゃんの健康にどのように影響するかを、英国とブラジルの学者チームが明らかにした。調査結果がNature Sustainability誌に掲載された。
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学者チームは、河川に大きく依存するブラジル北西部アマゾナス州の43の自治体の出生率に関するデータを11年にわたって調査し、妊娠期間中の降水量が出生時の赤ちゃんの体重と身長にどのように影響したかを明らかにした。

世界海洋で破壊的な変化が進んでいる 調査結果
調査では、極端な気候条件が早産の一因となり、その結果、低体重や低身長の赤ちゃんが生まれることがわかった。学者らによると、このような赤ちゃんの平均体重は約200グラム減少している。

学者らは、極端な気候条件が、例えば不作、栄養価の高い手頃な価格の食品へのアクセスの減少、感染症の感染拡大などを引き起こし、それらによって母親とその胎児の健康に影響を及ぼす可能性があると強調している。

学者らは、アマゾンの気候変動は大きな懸念を呼んでいると指摘している。

先に、地球温暖化と花粉症悪化の関係が明らかにされた

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