ヨロイザメは体長180センチまで成長し、現在、学者の間で知られている発光する脊椎動物としては最大であるため、「巨大発光ザメ」と名付けられた。学者らは、ヨロイザメの背面は黒っぽいため、これまで生物発光が確認されなかったと説明している。ヨロイザメの発光器は、腹部、腹側、背びれに位置している。
生物発光は主に捕食者を追い払うために必要とされているが、ヨロイザメに天敵はいない。一方、ヨロイザメは泳ぐのが最も遅いサメの1種。学者らは、発光が獲物に気づかれずにそっと忍び寄るのを助けていると考えている。下から見ると、光った腹部はより澄んだ水と一体になっているという。
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