NASA火星探査車パーサヴィアランス 初走行

NASA(米航空宇宙局)火星探査車「パーサヴィアランス(Perseverance)」が火星着陸後、初めて表面を走行した。NASAが発表した。
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パーサヴィアランスが火星に到着したのは2月末。初走行は3月4日に行われ33分継続、走行距離は6.5メートルだった。今後は定期的に1日200メートル強を走行する予定。

​パーサヴィアランスのツイッターアカウントは、ステアリングのテスト時にタイヤが回る様子を動画で紹介した。

​NASAジェット推進力研究室のアナイス・ザリヒャン研究員は「初走行は信じられないくらい上手くいきました。火星に残したタイヤ痕が見えると思います。タイヤ痕を見てこれほど幸せな気持ちになるとは、今まで思ったこともありませんせんでした。しかも痕はたくさんあります」と語っている。

​NASAはまた、パーサヴィアランスの移動のシミュレーションを紹介した。

探査車(ローバー)パーサヴィアランスは2月18日に火星の「ジェゼロ」クレーターに着陸。ローバーを伴った「Mars2020」ミッション自体は昨年7月に地球を出発。NASAにとっては5代目となる火星探査車には火星の組成や地質を調査する7つのツールが搭載されている。最大の課題は火星の土壌サンプル収集となる。サンプルはその後、地球に送られる予定。

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