新型ドローンは外見がマルハナバチに似ているだけではなく、重量もそれ以下で作られている。この「チビちゃん」は非常に狭い空間で操作できるだけでなく、激しい衝撃にも耐えることができるという。蜂ドローンは必要に応じて自力で保護機能をオンにし、羽を広げ、衝撃をすべて受けとめる仕組みになっている。これによりドローン本体は無傷のままだ。
研究グループは「1センチスケール」のドローン本体の設計構造にも根本的に新しいソリューションを使った。通常のようなセラミック製ではなく、カーボンナノチューブでコーティングされたゴムシリンダーが採用された。ナノチューブに電圧を与えると、ゴムが伸縮し、本物の昆虫のような動きを再現する。
現在のところ新型蜂ドローンは電源とセットだが、将来的には自律飛行できるよう研究チームが考えている。
スプートニク通信では以前、融解する永久凍土のメタンガス爆発後にできた深いクレーターの調査にドローンを使用して成功した話を紹介した。
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