ロイターに対し8日、関係筋はブラジルで実施されている研究の暫定データで、ブラジルで感染が広がる変異株に対しシノバック社製のワクチンが有効性を示したと明らかにした。
研究はブラジル変異株に感染した人の血液を用いて行われたという。
ブラジルの保健当局は、1月にシノバック社製ワクチンの緊急使用を承認した。現在、ブラジルではこのワクチンを柱に接種計画を展開している。
中国のバイオ製薬企業シノバック・バイオテック社が開発したコロナウイルス用ワクチン「CoronaVac」は、世界各国でのワクチン承認数ランキングとしては6位で、世界16ヶ国が承認している。
ブラジルでは7日の時点で1093万8836人が新型コロナウイルスに感染し、そのうち26万4325人が死亡している。
関連ニュース