この放送でヘンリー王子夫妻は、アーチー君の肌の色を懸念した人物に関する明言は避けたが、エリザベス女王とその夫であるフィリップ殿下ではないと語っている。
同通信社は、米国では7日、英国では8日に放送されたこのインタビュー番組は英王室にダイアナ妃の死以来の最大の危機をもたらしていると報じている。
英ミラー紙は、メーガン妃の告発により英王室は85年ぶりに厳しい試練に直面していると指摘している。85年前の1936年には、英エドワード8世が米女性のウォリス・シンプソン氏との結婚をめぐって退位している。
また8日には、英エリザベス女王がこのインタビュー番組に関するバッキンガム宮殿の声明に署名することを拒否したことが分かった。女王はこの件を慎重に検討するため、承認の許可を今すぐに出さないことを決めたという。この日には女王、チャールズ皇太子とウィリアム王子が緊急の協議を開いている。
デイリー紙は、英王室への尊敬の時代は、女王の死と共に消滅する恐れがあると報じ、王室が人気の高い女王の時代を超えて存続できるかどうかに疑問を投げかけている。一方、ロイターは、英王室には危機を何度も乗り越えた過去があると指摘している。英王室のコメンテーターであるペニー・ジュノー氏は、英王室は強い機関であり、良い機関でもあり、この機関が「生き残る」ことを願っていると述べた。