新型コロナウイルス

リトアニアがアストラゼネカの使用を一時停止

リトアニアは英アストラゼネカ社がオックスフォード大学と共同で開発した新型コロナウイルスワクチンの一部を使用停止とする決定を下した。リトアニア保健省の発表で明らかになった。
この記事をSputnikで読む

リトアニア国立医薬品管理庁はアストラゼネカのワクチン(製造シリーズABV5300)の使用を一時停止するようオーストリア政府から勧告を受けた。リトアニア保健省の発表によると、国内にはこの製造シリーズのワクチンが9600回分供給されており、そのうち1932回分が未使用のままとなっている。

豪保健相 アストラゼネカのワクチン接種後に入院

この製造シリーズは欧州連合17か国に供給されており、ルクセンブルク、エストニア、ギリシャ、オーストリア、ラトビアではすでに使用が停止されている。

リトアニア保健省によると、オーストリア連邦保健分野安全省(BASG)にはアストラゼネカの接種後に血栓症、および肺血栓塞栓症に関する報告が2件寄せられたという。うち1人は死亡している。

リトアニア保健省は医学界の世界的権威による意見を踏まえ、懸念に値する理由はないとしている。臨床実験データで血栓症はアストラゼネカの副反応としては確認されていない。

関連ニュース

コメント