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交換手はもういらない:自動電話交換機の誕生と普及

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ストローガー氏は当時、ミズーリ州カンザスシティで葬儀屋を営んでいたが、競合他社に顧客を奪われ業績が伸び悩んでいた。そんなある時、彼は同業者の妻がこの街の電話交換手をしていることを知り、さらに自分宛ての電話を自分の夫が経営する葬儀屋へつないでいたことを突き止めた。これをきっかけに、ストローガー氏は交換手を必要としない電話交換機の発明を思い立ったと言われている。

そして1889年3月10日、ストローガー氏は自動電話交換機の特許を取得。1892年には米国で本格的に稼働が開始され、その後急速に普及していった。日本では1926年、東京都の京橋電話局に国内初の自動電話交換機が設置された。 

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電話で会話をする女性(1905年)
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アルモン・ブラウン・ストロージャー氏による最初のセレクター
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米国初の商業通信衛星「インテルサット1号 アーリーバー」(1965年5月)
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公衆用の新しい長距離ダイヤル電話を使用するドイツ人女性(1957年7月17日)
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フランスのパリ工芸博物館に所蔵されているアレクサンダー・グラハム・ベル氏の電話機のレプリカ
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米ニューヨークでラジオ放送中、リスナーと電話で話すフランス人歌手のジャン・サブロン氏(左)。サブロン氏は初めてマイクロフォンを使って歌った歌手とされている(1949年3月16日)
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旧リトアニア・ソビエト社会主義共和国のホテルの一室で電話を手に取る女性
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東京中央電話局で電話交換手として働く女性たち(1937年6月28日)
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イエメン・アデンで、ラクダに乗って電話線をチェックする兵士(1962年9月21日)
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北朝鮮・平壌中心部の警察署で、外国人観光客と電話でやりとりする女性警察官たち(1991年10月)
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英ロンドンのファラデー・ビル(電話局)でガスマスクを着けて電話のデモンストレーションを行う電話交換手(1938年8月3日)
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ロシア・ウラジオストクの電話交換所の電話交換手
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フランス・パリのシャンゼリゼ通りで、電話ボックスでポーズをとるモデル(1969年2月17日)
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旧西ドイツ・マンハイムの郵便局で、設置された電話ボックスから電話をかける人々(1959年10月8日)
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