ストローガー氏は当時、ミズーリ州カンザスシティで葬儀屋を営んでいたが、競合他社に顧客を奪われ業績が伸び悩んでいた。そんなある時、彼は同業者の妻がこの街の電話交換手をしていることを知り、さらに自分宛ての電話を自分の夫が経営する葬儀屋へつないでいたことを突き止めた。これをきっかけに、ストローガー氏は交換手を必要としない電話交換機の発明を思い立ったと言われている。
そして1889年3月10日、ストローガー氏は自動電話交換機の特許を取得。1892年には米国で本格的に稼働が開始され、その後急速に普及していった。日本では1926年、東京都の京橋電話局に国内初の自動電話交換機が設置された。