米潜水艦の乗組員「生きたまま食べられた」 トコジラミの侵入で戦闘能力が低下

米原子力潜水艦「コネチカット」がトコジラミ(南京虫)に悩まされていたことが分かった。ネイビー・タイムズが報じている。
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報道によると、2020年3月に行われた北極海での軍事演習「ICEX-2020」の際に、トコジラミが同艦に侵入したという。その後、乗組員は数ヶ月間自分たちで「吸血鬼」を退治しようとしたが、効果は現れなかった。

同艦の下士官は、「トコジラミは、文字通り寝床で人々を生きたまま食べていたのです」と語っている。

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乗組員の苦情を受けて、同艦は2020年12月に監督機関に正式な要請を行ったが、大規模な消毒作業が開始したのは年が明けた2月のことだった。乗組員の1人によると、司令部は当初「証拠がない」という理由で乗組員らの訴えを信じなかったという。

トコジラミの侵入により、多くの乗組員が椅子や床の上で寝ることを強いられ、「ひどい睡眠不足と疲労で、潜水艦の戦闘能力が脅かされる」ことになった。

潜水艦「コネチカット」はすでに消毒されたが、乗組員らはトコジラミが再発生するのではないかと危惧しているという。

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