「ワクチンが接種可能な場合、いつ接種するか」という問いに対して、日本では36%が「直ちに」、13%が「1カ月以内に」と回答し、合わせて49%だった。ロシアでは回答者の35%、ブラジルと英国では85%が1カ月以内に接種を希望していることが示された。韓国では31%が「1カ月以内に」と回答したという。
イプソスの調査は2021年2月25日から28日にかけ世界15カ国(オーストラリア、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコ、日本、ロシア、韓国、スペイン、英国、カナダ、南アフリカ、米国)で実施された。
先に、日本の加藤官房長官は、ロシアのガルージン駐日大使がロシア製新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の日本への提供や日本国内での生産をロシア当局が日本側に提案していることを明らかにしたことについて質問を受け、一般論として日本で新型コロナワクチンの開発を進めるためには日本国内で治験を行う等の検討が必要とされているとし、ロシアの「スプートニクV」について日本国内で治験が行われている、あるいは行われるとの情報は承知していないと述べた。
これより前、世界保健機関(WHO)は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社(J&J)の製薬部門ヤンセンファーマのコロナウイルス用ワクチンを、緊急使用の推奨リストに登録した。
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