テスラ投資家 マスク氏を提訴 ツイートを問題視

米テスラの投資家チェース・ギャリティー氏は、イーロン・マスク氏のツイッターに問題があるとして、同氏を提訴した。マスク氏のツイートが同社に数十億ドルのリスクをもたらしていると主張している。ブルームバーグが報じた。
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ギャリティー氏は同様に、マスク氏のSNSでの振る舞いを抑えられないとして、テスラ社役員会も提訴。ただし、マスク氏はツイートすることで、2018年に米国証券取引委員会(SEC)と締結した合意内容を違反している。同合意に基づき、マスク氏はSNSでの振る舞いを事前に調整する義務があるからだ。

テスラの時価総額 2月初頭以降に3分の1を喪失
ギャリティー氏は訴状で「コントロールされていないマスク氏のツイート」は「同社の財政状況に深刻な影響をもたらす」おそれがあり、「CEOに反対し投資家を保護すべき、社内の声をかき消している」と主張。

ギャリティー氏は例としてマスク氏の2020年5月1日のツイートを挙げている。マスク氏は「テスラ株は高すぎる」と投稿し、その直後から同社の時価総額は150億ドル(約1兆6350億円)下がった。

スプートニク通信ではこれより前、マスク氏のツイートがビットコインに与えた影響について伝えている。ビットコインは同氏発言で5000ドル(約54万5千円)値上がり。程なくマスク氏はツイッターを「しばらく控える」と宣言。しかし沈黙は長くは続かず、暗号通貨ドージコイン(Dogecoin)についてツイートしたところ、同通貨はわずか15分で19%の高騰を見せた。

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