動物保護団体「ビッグ・ドッグ・ランチ・レスキュー」の主宰者らにとって元大統領の参加はサプライズだったという。トランプ氏は選挙キャンペーンの代名詞となった「MAGA」(米国を再び偉大に)の帽子をかぶってイベントに登場し、演説を行った。
私はこれに向けて用意していたわけではなかった。近くを通りかかったところ、声が聞こえたので、何をしているのかと思ってのぞいたのだ。すると、「犬を助けよう」というので、これは私も賛成だと思った。
トランプ氏はイベントの主宰者らの活動に理解を示し、支援を表明した。
私は100パーセント賛成だ。我々はホワイトハウスや大統領執務室で犬の救済や支援に関連して多くの会談を行ったものだ。
トランプ氏は同行していたララ・トランプ氏(トランプ・ジュニア氏の配偶者)にイベントへ同行したことに感謝し、2022年の連邦議会上院選に出馬するか、質問する姿も見られた。先にララさんは上院選に出馬する可能性を示唆していた。
トランプ氏は退陣後、メディアに姿を現すことはほとんどなくなった。退陣後に初めて演説を行ったのは保守系のスピーチ討論会「保守政治活動協議会」(CPAC)で、フロリダ州オーランド市で開催されたものだった。トランプ元大統領は演説の中で、2024年大統領選に出馬する可能性があることを明らかにした。