英国の物理天文学者 マスク氏の火星移住計画について「危険な迷走」

英国王室天文官でケンブリッジ大学名誉教授のマーティン・リース氏は、テスラおよびスペースXの共同創業者イーロン・マスク氏の火星移住計画について、危険な迷走であると言及した。英テレビ「スカイニュース」が伝えた。
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リース教授はドバイの世界政府サミットで演説し、その中で「マスク氏の100万人を火星に移すアイディアは危険な迷走である。火星に住むことは、南極あるいはエベレスト頂上の生活より優れているわけではない」と発言した

リース氏の意見を米国の物理天文学者ニール・ダグラス・タイソン氏も支持している。タイソン氏は火星での生活を快適にするには、火星を地球に「変える」必要があると考える。またタイソン氏は、人類の火星への移住アイディアは「現実的でない」とまとめた。

2020年末、マスク氏は火星における自治都市建設計画を発表した。都市人口は100万人という。また火星に平均1日3便の宇宙船を飛ばし、火星旅行を多くの人に可能にするつもりだと語った。

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