NVIDIAは2月中旬、GeForce RTX 3060のマイニング性能を制限すると発表した。このグラフィックカードはドライバのプロトコルと連動しており、マイニングによる典型的な負荷に気づくとパフォーマンスが半減する。同社は、このプロトコルを破ることは不可能だと発表している。
しかし技術系情報サイト「Guru3D」によると、このマイニング制限は同社の過失によって回避されている。同社はマイニング制限を無効にした開発者向けのドライバを公開したためだ。
このドライバは1つのGPUに対してのみ作動するが、複数のRTX 3060で構成される大規模なマイニングファームでは動かない。さらにRTX 3060は今でも仮想通貨を効果的に「掘る」ことができる。
この情報は、日本のニュースサイト「PC Watch」によって確認されている。回避の具体的な方法は明らかにしていないが、「ドライバやBIOSの改造が不要であり、誰でも一手間かければ」簡単に行えるという。
ロシアではRTX 3060を購入することは難しい。推奨価格が約3万ルーブル(約4万5000円)であるのに対し、7万ルーブル(約10万5000円)で販売されているからだ。
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