ウクライナ防衛相が公式来日、「クリミア奪還」に向けて日本の協力を要請か

ウクライナのアンドレイ・タラン国防相が日本を公式訪問した。ウクライナ国防相が公式来日するのは史上初めて。ウクライナ国防省が発表した。
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来日中のタラン国防相はこの公式訪問により二国間の防衛協力を加速させる上での新たな呼び水になることに確信を示している。ウクライナ国防省によれば、日本政府はこれまで軍事医療施設の支援としてウクライナに300万ドル(3億2700万円)以上の支援を行ってきたという。

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また、ウクライナ政府は、「クリミア半島の奪還」に向けて新たに構築した国際協力のフォーマット「クリミア・プラットフォーム」に日本政府の参加を呼び掛けるとのこと。

これに対しロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官は15日、クリミア半島を取り戻そうというウクライナ政府のあらゆる取り組みは非合法的なもので、ロシア領に対する攻撃として受け止められると警告を発した。また、いかなる国であれ、「クリミア・プラットフォーム」を含む活動への参加は、ロシアに対する「非友好的措置」、「ロシア領に対する直接的な主権侵害行為」として受け止められるともコメントした。


ウクライナ危機を背景に、ロシアとウクライナの関係は悪化している。ウクライナ当局は以前、ロシアが国の内政に干渉したとして繰り返し非難してきた。2015年1月、ウクライナ最高議会は、ロシアを「侵略国」と呼ぶ声明を採択した。一方、ロシアはウクライナ側の非難を否定し、容認できないとしている。ロシアは、ウクライナが政治及び経済問題を解決することに関心があると繰り返し強調している。

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