ミャソドエフ氏は、「ユーザーの情報や生体情報が通信中に傍受されたり、ハッカーによってサーバーが攻撃されるだろう。ハッカーはこのデータからユーザーについて多くのことを知ることができる。しかし、これはスマート家電が我々の世界にもたらす最大のリスクではない」と指摘している。
例えばドアベル、カメラ、マイクなどの機器がインターネットに接続されていれば、他人はあなたの行動を知ることができる。場合によっては外から鍵がかけられてしまい、そうなるとあなたの生命や身体に危険が及ぶこともあり得る。
同氏の言葉は、今後数年間に起こると予想されるサイバー脅威の傾向と一致している。コンピューターセキュリティ企業の国際企業「カスペルスキー」は、一般ユーザーに対するサイバー攻撃が大規模化し、よりテクニカルなものになり、家電を含むインフラが標的になると指摘している。
関連記事