同社は長年、FAAからの承認を得て自社で最終安全審査を行う権限を持っていた。FAAは声明で、今回の決定は同社の製造上の問題を受けて取られた措置の一つだと発表している。
ドリームライナーに対するFAAの今回の決定は、2018年と2019年に合計346人が亡くなったボーイング737 MAXの墜落事故2件を受け、規制当局が取った措置と同様のものとなる。
ボーイングは総勢346人の人命を奪う2度の墜落事故を起こし、一時停止していた737 MAXの生産を5月末、ワシントン州レントンの工場で5ヶ月ぶりに再開した。生産は当初の予定よりも低稼働率で行う。この理由を同社は、「職場の安全性と製品の品質向上を目的とした10以上の取り組みを実施」によるものとしている。
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