「オートパイロット」のテスラ車「非常灯」を認識せず 米ミシガン州で警察車両に衝突

米ミシガン州警察によると3月17日未明、非常灯をつけ道路脇に停車していた警察車両に「オートパイロット」モードのテスラ車が衝突したことが明らかになった。テスラ車の運転手には罰金が課された。幸い、死傷者は出なかった。ここ最近でテスラ車による同様の事故としては2件目。技術系ニュースウエブサイト「インサイダー」が伝えている。
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テスラ車を運転していた22歳の男性には罰金が課され、交通違反の内容は「任務中の治安当局車両に衝突、および無効な免許で運転」というもの。米ミシガン州の深夜の大通りで起きた事件はSNSで大きな話題になっているが、テスラ社からは現時点で何の反応もない。また「ビジネスインサイダー」は、ここ最近のミシガン州で起きたテスラ車関与の交通事故としてはすでに2件目であると強調している。

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AP通信は、1週間前に米デトロイトでテスラ社製セダンによるトラックへの衝突があったことを伝えている。事故はセダンが交差点を通過する際に発生。テスラ車の運転者と乗客は入院。警察は今のところ、テスラ車が「オートパイロット」あるいは「完全自動運転」のどちらのモードだったか確認できていないという。

テスラ車の「オートパイロット」機能は自動車の停止、加速、ハンドル操作を自動で行う。購入時にさらに1万ドル(約108万円)を追加すると「完全自動運転」機能を入手することができる。テスラ車の「完全自動運転」モードは駐車、車線変更、一旦停止マークや信号の識別が可能。しかし「ビジネスインサイダー」は、「オートパイロット」機能であろうと「完全自動運転」機能であろうと自動車を「完全に操縦しない」わけではないと警告している。これまで少なくとも「オートパイロット」モードでテスラ車の運転者が3名死亡している。

当然のことながら、米国家運輸安全委員会は今年2月、自動運転機能をもつ自動車に向けた、より明確な交通規則の作成を呼びかけ、またテスラ社が「限られた監督のもと、限られた報告要件のもとで」試験を行っていると注意喚起した。

スプートニク通信では以前、テスラの電気自動車(EV)が中国市場を制覇できなかったことを取り上げた。中国では自国のHong Guang Mini EVが人気で、中国消費者によると、価格と快適性でテスラを上回るという。

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