また、組織委員会は遵守行為に「主催者からカメラ等による撮影画像の確認行為を求められた際にはこれに応じること」との項目も新たに追加した。禁止行為・遵守行為ともに違反した場合、入場拒否又は退場措置をとる場合があるという。
22日の理事会後の記者会見で、シドニー五輪のマラソン金メダリストの高橋尚子さんは「変化のきっかけとなる大会になるよう、土台作りをしていく」と語った。
また、組織委員会が立ち上げた「ジェンダー平等推進チーム」のスポーツディレクターを務める小谷実可子さんは、禁止行為の追加について「現役の時、ハラスメントに不安を持ったこともあった。はっきり禁止行為として記すことは非常に大きな一歩」と述べた。
日本では、選手への写真や動画による性的ハラスメントをめぐり、競技中に性的な意図で撮影された写真がSNSに投稿されたとして、以前から多くの選手らが被害を訴えていた。
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