座礁したのは現役最大級のコンテナ船「エバーギブン」。全長400メートルのこの船は23日、運河をふさいだ状態で座礁し、紅海と地中海を行き来する船舶少なくとも100隻が進めなくなっている。
エバーギブンの用船会社である台湾のエバーグリーン・ライン社は、「突然の強風で航路を外れ、誤って座礁した」と発表している。また愛媛県の正栄汽船は24日、同船を所有していることを認めた。
同船は、中国からロッテルダム(オランダ)に向かう途中にスエズ運河で座礁したという。
この運河では、座礁が過去にも起きている。2004年11月にはタンカーが座礁し、運河は3日間閉鎖された。2017年にはコンテナ船「OOCL Japan」が座礁。当時タグボートが展開し、数時間後に座礁が解消された。
運河管理局のオサマ・ラビア局長は24日、エバーギブンの座礁の解消にタグボート8隻が参加していると発表した。
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