新疆ウイグルの綿花輸入拒否で痛烈批判に晒されたH&M 「政治とは関係ない」

スウェーデンのアパレルメーカー「H&M」は、新疆ウイグル自治区からの綿花輸入を拒否したために中国のSNS上での批判が頂点に達した後、いかなる政治的立場もとっていないとの声明を表した。
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ウイグル人の強制労働についての報道を受けて、米国をはじめとする一連の諸国が新疆ウイグル自治区からの綿花およびトマトなどの商品の輸入を禁じた。

中国を告発 世界的ブランド工場でのウイグル人強制労働 その中にはアップルやナイキ、フォルクスワーゲンなども 
H&M社はWeibo上に「H&Mグループはグローバル・サプライ・チェーンの調整には明瞭な原則を堅持しており、サプライヤーの全てが責任あるビジネス行動をとるというわが社のルールを重んじていることを保証する」という声明を表した。

同日、これより前、中国共産主義青年団はWeibo上にH&Mの出した複数の声明のスクリーンショットを公開していた。声明には新疆ウイグル自治区産の綿花の買い入れを停止する内容が書かれており、これに怒り狂ったWeiboのユーザーらからは怒りのコメントと、H&Mの製品の不買運動が呼び掛けられていた。

H&Mは現在、中国の350社のメーカーと提携している。H&Mは声明で使用する綿花は中国から直接買い入れているのではなく、世界に認められている第3者的ポジションから供給されているものだと強調している。

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