新型コロナウイルス

アストラゼネカ社製ワクチン 米国の試験で効果レベル76%と評価

22日、アストラゼネカ社は、米国とチリ、ペルーで実施された臨床試験の第3段階の結果、同社ワクチンの効果が、接種者の症状発症の予防で平均76%と評価されたと発表した。
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アストラゼネカ社のデータによれば、同社ワクチンは合併症や入院をともなう病気の重症化から100%保護し、また、67歳以上の患者グループでの効果は85%であった。

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プレスリリースでは、同社は、緊急事態時の迅速な手続きでのワクチン保証のために米国の食品医薬品局(FDA)へ製薬供給用の書類作成を準備すると強調している。試験の第3段階には全体で3万2400人が協力した。

アストラゼネカ社製ワクチンは昨年12月30日に英国で公式に承認され、今年1月29日には欧州連合(EU)の医療規制当局も同様の許可を与えている。同製薬は計70ヶ国以上で利用されているが、米国はこれまで承認していなかった。FDAは2月末にジョンソン・エンド・ジョンソン社が所有するヤンセンファーマ社製の新型コロナウイルス用ワクチンの取り扱いで、非常事態時の緊急手続きでの登録に関して、承認を行なった。同社製薬は米国で承認された新型コロナウイルス用ワクチンとしては3種類目となる。これまでモデルナ社およびファイザー社とバイオンテック社のワクチンが認可されている。

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