ウイグル族の人権問題 英バーバリーに影響 中国人女優が契約を解除

中国新疆ウイグル自治区のウイグル族の人権問題が、英ファッションブランド「バーバリー」に影響を及ぼしている。ロイターが報じている。
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中国人女優のチョウ・ドンユィさん(周風雨)が、同社との契約を打ち切ったことが分かった。チョウさんの所属事務所は、バーバリーが「新疆の綿花に対する姿勢を明確に公表していない」ため契約を解除したと説明している。

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また、中国での人気ゲーム「王者榮耀」では、登場人物の衣装から同社でおなじみのチェック柄のデザインが外された。

バーバリーは、持続可能な綿花生産を目指す非営利組織「ベター・コットン・イニシアティブ」に加盟している。この団体は2020年10月、人権問題を理由に、ウイグル自治区産の綿花の承認を停止した。

また同社は、昨年11月に英国の議員に宛てた書簡の中で、新疆では事業を行っておらず、新疆に拠点を置くサプライヤーとも仕事をしていないと述べている。

香港の親中派の葉劉淑儀(レジーナ・イップ)議員は25日、バーバリー製品の購入をやめると発言した。

​「バーバリーは私の好きなブランドの1つ。しかし、バーバリー製品を購入するのを止める。新疆に関して嘘を広める企業をボイコットすることで国に賛同する」と自身のツイッターアカウントに投稿している。

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