ミャンマー、衝突の死者300人超える 2月1日以降

ミャンマーでは2月1日のクーデター発生後、抗議デモの参加者と治安部隊の衝突による死者が計320人に達した。また、2981人が逮捕または自由剥奪となった。26日、AP通信が報じた。
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人権活動家らの情報によると、文書によって裏付けられている死者数は320人であり、実際は「はるかに多いとみられる」という。

ミャンマーでは25日、軍による権力掌握に反対して民主主義を求める街頭デモが再開した。

ミャンマーでのクーデター

ミャンマーでは1日、クーデターが発生。このクーデターで国軍はウィン・ミン大統領、アウン・サン・スー・チー国家顧問や与党・国民民主連盟の指導者を逮捕した

このクーデターにより、ミン・アウン・フライン将軍が事実上の国家指導者となった。同将軍は1年間の非常事態を宣言し、ミン・スエ副大統領が大統領代行に就任した。

政権を掌握した国軍は、非常事態宣言が解除された後に総選挙を行うとの意向を表明した。国軍は前回の総選挙の結果を再び確認し、新たな総選挙の投票によって合法的に選出された政党に政権を譲渡する。

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、ミャンマー国軍によるクーデターについて、同国で達成された民主化の進展を損なっているとの懸念を示している。

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