住人の一人であるスティーブン・レッグ氏によれば、白鳥は8年来もう1羽とともに近くの湖で暮らしているが、はじめの数年は人々に迷惑をかけることはなかったという。現在、住居を傷つけることはないが、ドアを数時間もノックし続けるのだという。
ある日、レッグ氏は白鳥を追い払う超音波装置を購入したが、セドリックは逆にこれが気に入ってしまった。また同氏は、セドリックの関心がなくなるよう郵便受けの蓋を塞いだが、結果として1ヶ月もの間、郵便を受け取ることができなくなってしまった。
英国動物保護協会は、白鳥の行動について2つの仮説を立てた。1つは白鳥が虫をこすり落とそうとしているということ。しかし、レッグ氏は、郵便受けに虫はいないと断言する。また、湖の白鳥はしばしば通行人からエサを与えられており、そのため空腹ということはない。もう1つの説は、人々がドア越しにエサを与えたことから、それが習慣となったというもの。しかし、レッグ氏は、そうしたことをしたことはないと強調、なぜ白鳥の攻撃対象とされたのか皆目見当もつかないという。