ミャンマーで「国軍記念日」の式典 抗議デモで50人死亡

ミャンマーで27日、「国軍記念日」の式典が行われた。同国でクーデターを主導した国軍のミン・アウン・ フライン総司令官は演説で、クーデターの正当性を改めて主張した。複数のマスコミが報じた。
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報道によると、ミン・アウン・フライン総司令官は式典で、クーデターは「避けられなかった」として改めて正当性を主張した。

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一方、ミャンマーでは式典に合わせ、クーデターに反対する市民が各地で抗議デモを実施した。地元メディアによると、治安部隊の発砲などで少なくとも50人が死亡した。

26日時点、ミャンマーでは2月1日のクーデター発生後、抗議デモの参加者と治安部隊の衝突による死者が計320人に達した

ミャンマーでのクーデター

ミャンマーでは1日、クーデターが発生。このクーデターで国軍はウィン・ミン大統領、アウン・サン・スー・チー国家顧問や与党・国民民主連盟の指導者を逮捕した

このクーデターにより、ミン・アウン・フライン将軍が事実上の国家指導者となった。同将軍は1年間の非常事態を宣言し、ミン・スエ副大統領が大統領代行に就任した。

政権を掌握した国軍は、非常事態宣言が解除された後に総選挙を行うとの意向を表明した。国軍は前回の総選挙の結果を再び確認し、新たな総選挙の投票によって合法的に選出された政党に政権を譲渡する。

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、ミャンマー国軍によるクーデターについて、同国で達成された民主化の進展を損なっているとの懸念を示している。

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