中国、米国とカナダに対抗制裁 ウイグル人権問題

中国外務省は27日、新疆ウイグル自治区の人権問題で米国およびカナダの複数の個人および法人に対し制裁を科した。
この記事をSputnikで読む

中国外務省のウェブサイトによると、制裁の対象となったのは米国国際宗教自由委員会の関係者とカナダ議会の議員、カナダ議会下院の外務委員会国際人権小委員会。

制裁の対象者やその家族は中国、香港、マカオへの入国が禁じられる。また、中国人や関連組織と取引も禁止となる。

中国政府は両国に対し、新疆ウイグル自治区に関する内政干渉を止め、さらに誤った道を進まないようにとけん制した。

アントニー・ブリンケン米国務長官は28日、ツイッターで「中国政府は新疆ウイグル自治区での深刻な人権侵害に対する批判をかき消そうとするが、国際的な監視を強めるだけだ」と述べた。

ウイグル族の人権問題 英バーバリーに影響 中国人女優が契約を解除
​欧州連合(EU)は22日、中国の新疆ウイグル自治区での深刻な人権侵害に関与したとして地元当局の幹部ら4人と公安組織に制裁を科した。その後、中国はEU議会議員10人と4団体に対抗制裁を科した。

次いで米国、カナダ、英国も中国に対する制裁を発表したが、中国は26日、英国の個人と団体に対抗制裁を科すと発表した

関連ニュース

コメント