グリップさんによる訴訟は26日、カリフォルニア州裁判所に提起された。グリップさんは2012年11月にBeverly Hiltonホテルの1室でワインスタイン元プロデューサーからハラスメントを受けたと主張。グリップさんはこの件について「報復で不愉快な思いをするかもしれないと恐れ」これまで誰にも明かしたことはなかったという。また数年前に同氏に対する集団訴訟が起きるまで、同氏が何者かを知らなかったとしている。グリップさんは陪審裁判と補償を求めている。金額については明かされていない。
ワインスタイン側は起訴内容を否定している。テレビ番組の中で「新たな訴訟は信じられないほど真実とかけ離れており、でっち上げだ」と主張。代理人によると、ワインスタインはグリップさんのことを知っており「そのような事実はなかった」と断言しているという。
昨年3月、ニューヨーク裁判所はワインスタイン被告の暴行とオーラルセックス強要を認め、懲役23年を言い渡した。今年1月、裁判所がワインスタイン受刑者の性的ハラスメント被害者らに総額1710万ドル(約18億7484万円)の和解金支払いを認めたことが明らかになった。
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