このスニーカーの外側は黒色で、ソール部分は赤色。星形と逆さの十字架がデザインされている。
このスニーカーは、米ニューヨークのアート集団「MSCHF」とリル・ナズ・Xさんが製作したもの。ナイキの「エアマックス97」を使用して製作されたが、ナイキはこの改造スニーカーから距離を置いている。
CNNによると、同社は「サタン・シューズ」の製作には関与していないと発表。
MSCHFによると、このスニーカーは666足限定。ソール部分には、人間の血が「1滴」含まれているという。血はMSCHFのメンバーから提供されたもので、このスニーカーの価格は1018ドル(約11万1500円)。
このスニーカーをめぐり、米政界や宗教界の著名人から避難の声が上がっている。牧師のマーク・バーンズ氏は、このスニーカーを「邪悪であり異端」とツイートしている。
リル・ナズ・Xさんはこの騒ぎを受け、ユーチューブの公式チャンネルに「サタン・シューズに関して謝罪する」との動画を投稿。しかし再生直後にリル・ナズ・Xさんのミュージックビデオに切り替わり、悪魔と挑発的に踊っているシーンが映し出されている。
MSCHFは話題を集める商品を作り続けることで知られている。2019年には、ナイキの「エアマックス97」を改造し、イエス=キリストが洗礼したヨルダン川の水を使用した「ジーザス・シューズ」を発売した。
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