この時、「ロシアのロケット」と呼ばれるアレクサンドラ・トルソワ選手(16)は、感情を抑えることができなかった。トルソワ選手は、母国到着後すぐに、「ロシア国歌を聴けてとても光栄です。表彰式では私たちの国歌は使用されず、国旗も掲揚されませんでした」と語った。ストックホルムでトルソワ選手は、フリー演技で4回転ジャンプに5回チャレンジし、フィギュアスケート女子シングルで再び新記録を打ち立てた。
フィギュアスケート世界選手権では多くのロシア代表選手がメダルを獲得した。ロシア選手らは、全体で6つのメダルを獲得し重要なシーズンのスタートを飾った。女子シングルでは表彰台を独占し、ペアスケートでは金メダルと銅メダル、アイスダンスでも金メダルを受賞。世界選手権でこうした数のメダルをロシア代表チームが獲得するのは22年ぶりとなる。
この間、通信社「スプートニク」は、アレクサンドラ・トルソワ選手の野心的なフリープログラムの演技について紹介している。
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