英ブリストルでの抗議デモ 参加者に暴力を振るう警官に警察犬が噛みつく

英国では現在、警察の権限を拡大を含む法案に対する抗議デモが相次いでおり、南西部ブリストルでも先週、大規模なデモが行われた。その最中、参加者に暴力を振るう警官の動画が撮影されたが、注目を浴びたのはその警官を止めに入った警察犬だった。
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投稿された映像には、デモに参加していたカメラマンに数人の警官が詰め寄り、シールドや警棒などで殴りかかる様子が映っている。

カメラマンは必死に抵抗するも警官は解放せず、路上へ引き戻し連行しようとしている。するとそのとき、一匹の警察犬がカメラマンを拘束する警官の背中に噛みついた。

同僚はすぐに引きはがそうとするも、犬は警官の動きを阻止するかのように噛みつき離れない。その後カメラマンは何とか警官の手をはねのけ、その場から退くことに成功した。

元々この映像は3月27日、Apex World Newsがツイッターに投稿したもの。警官が暴力を振るう様子を報じたものだったが、後にユーザーのChad Loderによって転載され、警察犬の行動が話題になった。

「この後、犬が罰を受けなきゃいいけど」と心配する声もあがったが、大半は警察犬を褒め称える内容で、「犬はこの現場で誰が悪い奴なのかを知っている」「訓練に従って犯人(警官)に噛みついたんだ」「犬が嫌いな人を信じちゃいけない。そして犬が嫌う人は信じちゃいけない」などのコメントが相次いだ。

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