コンゴ エボラ出血熱の元感染者が再び発症 約100人が感染

コンゴ民主共和国のエボラ出血熱から回復した元感染者が、半年後に再び発症し、約100人を感染させたことが分かった。この研究結果が、「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載されている。
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この研究報告書はコンゴ、セネガル、米国、英国の研究機関の研究者らによってまとめられている。この男性患者は、1回目の感染期間にワクチンと抗体ベースの薬剤を投与され、その後の14日間で回復した。

コンゴ エボラのワクチン接種が開始
しかし約半年後、男性は再びエボラ出血熱を発症し亡くなってしまった。この再発によりウイルスは男性から人へ、さらに他人へと感染させ、少なくとも91人が感染したことが分かった。

男性は2回目の発症中で、29人に直接感染させている。そしてこの29人は62人に感染させたことが分かった。


エボラ出血熱は、人間や一部の動物が罹患する急性ウイルス感染症。2015年に西アフリカで流行したエボラ出血熱は、主にギニア、シエラレオネ、リベリアの3カ国で多くの感染者と死亡者を出している。

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