ニューヨーク州、大麻の自宅栽培を許可

米CNNテレビが、ニューヨーク州政府の消息筋の情報として伝えたところによれば、ニューヨーク州では、来週にも嗜好目的の大麻の使用を合法化する法案が発効する。発効すれば、医療目的でなくとも、娯楽のために大麻を使用することができるようになる。CNNテレビによれば、米国内で嗜好用の大麻が認められるのはこれで15州目となる。
この記事をSputnikで読む

大麻を合法化するこの新たな法案では、21歳以上であれば、自宅で大麻を栽培することが認められる。また大麻の販売には13%の物品税が課せられるとCNNは伝えている。一方、ニューヨーク州政府によれば、「社会的公平性」を目的として50%以上の自宅栽培ライセンスがあらゆる「社会的少数派」の市民に与えられるという。また大麻販売による税金は教育基金や薬物依存の治療など、福祉目的に使われることになるとCNNは報じている。

バイデン氏「大麻使用は非犯罪化へ」
新たな法案は、大麻の使用に対する刑罰を大幅に軽減するものである。たとえば、今後、警察は大麻のにおいを理由に捜査を行うことはできなくなる。CNNによれば、大麻使用後の自動車の運転に対する規制も緩和され、今後は、これまでのように酩酊状態での運転ではなく、支障を及ぼす可能性がある状態の下での運転と規定される。

CNNによれば、米国では、現在までにすでに14の州で、住民投票に基づき、大麻の嗜好目的での使用が合法化されている。また36の州では医療目的の大麻の使用が認められている。

2020年に国連麻薬委員会が、大麻には治療効果があるとして、もっとも危険な麻薬リストから削除したニュースについては、「スプートニク」の過去の記事からお読みいただけます。

関連ニュース

コメント