五輪予選を兼ねた日本開催の3大会 国際水泳連盟が中止の意向

国際水泳連盟(FINA)が4~5月に日本で開催予定の3大会について、日本側へ中止の意向を伝えたことが2日、関係者への取材で明らかになった。FINAは新型コロナウイルス対策や費用負担、関係者の入国手続きなどの不備を指摘しているという。読売新聞などが報じた。
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関係者によると、中止検討の対象となっているのは今月18日開幕の飛び込みW杯、5月1日開幕のアーティスティックスイミング(AS)五輪世界最終予選、福岡市で5月29日に開幕予定のオープンウォータースイミング(OWS)五輪世界最終予選。

飛び込みとASは五輪テスト大会を兼ねており、本番と同じ「東京アクアティクスセンター」で行われる予定。飛び込みについては、期日が迫っているため既に各国・地域の関係者へ中止の方針が伝わっているという

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FINAは中止に言及した理由として、入国後3日間は隔離措置が課されるため審判などの関係者が渡航を拒否していること、日本側がFINAにコロナ対策費の負担を求めていることなどを挙げているとみられる。

NHKの報道によると、五輪組織委員会の橋本聖子会長は記者会見で、飛び込みについてFINAから文書が届いたことを認め「どのようにすれば大会が開催ができるのか、日程も含めて協議するところがある。しっかり現状を聞いて協議に入りたい」と調整に乗り出す意向を示した。

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