PCが正常に作動するためには、ドライバのアップデートが不可欠だが、間違ったドライバや問題のあるドライバをインストールすると、致命的なシステムクラッシュや、パフォーマンスの低下など、パソコンに深刻な影響を及ぼす恐れがある。
現在のところ、全てのドライバはフォルダ「System32」にあるDriverStoreの中にある。System32は重要なシステムフォルダであるため、サードパーティ製のドライバが保存されていると問題が発生する可能性がある。
しかし、Windows 10のアップデート「21H2」では、そういった「非ネイティブな」ドライバは「System32」からフォルダ「OEMDRIVERS」に移動される。同サイトによると、この変更は、「21H2」のプレビュー版ですでに登場している。
この変更により、システムの安定性が向上し、「死の青い画面(Blue Screen of Death, BSoD)」などの致命的なクラッシュの発生が減少し、ドライバを定期的にアップグレードしているユーザーにとっては「System32」の肥大化を防ぐことができるため、システムのパフォーマンス面でのメリットが期待されている。
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