移送されたのは、ファラオ18体、王妃4体の計22体のミイラ。パレードは「ファラオの黄金パレード」と題され、礼砲や軍の音楽隊による演奏、古代エジプト人の衣装に身を纏ったパフォーマーによる行進など、盛大に執り行われた。
サルコファガス(石棺)を乗せた車列は、紀元前16世紀、古代エジプト第17王朝のセケンエンラー・タア2世から、紀元前12世紀、古代エジプト第20王朝の第8代ファラオのラムセス9世まで、年代の古い順に組まれて行進した。
また、移送されたミイラは痛まないように窒素を充填したカプセルに入れられ、細心の注意が払われた。