新型コロナウイルス

仏閣僚、違法な会食の疑い 制限措置実施中に

仏パリの複数の高級レストランは、制限措置が実施されている中、違法で営業を続けた。このような違法な会食の1つを主催した人物は、記者に対し、会食には閣僚も出席しており、1人当たりの費用は490ユーロ(約6万4000円)に達すると匿名で自慢し、フランスでスキャンダルになった。TVチャンネル「M6」が報じた。
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隠しカメラの映像では、客やウェイターがマスクを着用せず、ソーチャルディスタンスも維持していない様子がみられた。

パリ検察のレミ・エーツ検事長は捜査を開始し、フランス のマルレーヌ・シアパ市民権担当大臣 は、このような会食に参加した政治家と一般市民を同じように厳しく罰するよう求めた。

仏紙ル・パリジャンによると、匿名で語った会食の主催者は、ビジネスマンのピエール=ジャン・シャレンソン氏。同氏は、このような会食に閣僚が出席しているという発言は冗談だったと主張しているという。

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先に日本でも政府職員などの会食をめぐるスキャンダルが勃発した。日本の田村憲久厚生労働相は先月30日の記者会見で、同省職員23人が3月24日に深夜まで会食した事実を認め「国民の信用を裏切り、おわびする」と謝罪した。

菅首相も昨年12月、日本政府が新型コロナウイルス感染症対策として国民に大人数や長時間に及ぶ会食をできるだけ控えるよう呼びかける中、都内のステーキ店において5人以上で会食し、批判を受けた

また3月には、武田良太総務相が昨年11 月にNTTの澤田純社長やJR東海の葛西敬之名誉会長との会食に同席していたことがわかったと報じられた

日本では、総務省幹部が菅首相の長男などから接待を受けていたことも大きな問題となった。

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