米国HBOのTVドラマ『チェルノブイリ』出演のポール・リッター氏が脳腫瘍のため死去

英国俳優のポール・リッター氏が脳腫瘍のため亡くなった。54歳だった。同氏の代理人がガーディアン紙に明らかにした。
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同代理人は、「ポール・リッター氏が妻のポリー氏と息子のフランク氏、ノーム氏が見守る中、自宅で安らかに亡くなったことを悲しみとともにお知らせする」と表明した。

リッター氏は1966年3月5日に英国で生まれた。同氏は、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009年)や『007 慰めの報酬』(2008年)、『第九軍団のワシ』(2011年)、『インフェルノ』(2016年)に出演したことで知られている。

ロシアではTVドラマ『チェルノブイリ』(2019年)でアナトリー・ディアトロフ役を演じたことで特に有名だった。視聴者らは、線量計が放射線レベルを毎時3.6レントゲンと示した時に同役が語った『良くもなく、悪くもなく』というフレーズを特に記憶している。また、この場面で彼はこれが機器が示せる最大値であるという事実を軽んじている。

2019年、ドラマ『チェルノブイリ』はエミー賞の「リミテッドシリーズ部門・作品賞」を受賞した。 

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