新型コロナウイルス

欧州連合 オーストラリアへのアストラゼネカ社ワクチン310万本の供給禁止

欧州連合(EU)は、EU自体の使用分を確保するため、アストラゼネカ社製ワクチン310万本のオーストラリアへの供給を禁止した。オーストラリア当局の情報筋を引用しロイター通信が報じた。
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報道によれば、現在すでにオーストラリアでのワクチン接種キャンペーンは当初の予定より83%の遅れが生じている。情報筋によれば、同国が供給を受けたのはわずか30万本で、4月末までにさらに40万本が予定される。

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情報筋は、「私たちは希望を失っていないが、しかし、予定の供給でワクチン接種を考慮することは止めている」と語った。

この間、欧州委員会は、アストラゼネカ社がEUへのワクチン供給の契約を履行しない間は、他国への発送を行なわないと強調している。欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長によれば、第1四半期にアストラゼネカ社はEU各国に対しこの間に合意に至った供給量のわずか30%しか提供していないという。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、こうしたアプローチを支持し、ワクチンの輸出はメーカーが責任を果たさないのであれば、中止する必要があると表明している。

こうした中、EUは3月末にコロナウイルスの第3波が発生したと発表している。

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