アストラゼネカ社は、「小児科臨床実験では安全上の問題はないものの、私たちは今後なんらかのテストを行う前に、医薬品・医療製品規制庁による成人に稀に確認されている血栓症例についての追加情報を待っている」とコメントした。ニュースチャンネル「Sky News」によれば、同庁はすでにアストラゼネカ社製ワクチンの接種後に発症した血栓症30例について分析を行っている。英国では計1800万本超の製薬が普及されている。
報道によれば、欧州医薬品庁(ЕМА)の代表は、同社製薬と血栓症例との因果関係に気付かずにいることはますます難しくなっていると表明した。ЕМАでは、今後数日のうちにこの問題に関する自らの研究結果を公表することを予定している。この結論は世界保健機関(WHO)にも提出する。WHOはこれまでにアストラゼネカ社製ワクチンのメリットはあらゆるリスクを上回っていると主張している。
英国政府は、アストラゼネカ社製ワクチンの供給問題が国内のワクチン接種のテンポを遅らせていると予想している。Sky Newsによれば、英国政府はそれでもすでに設定された目標が達成され、7月末までに国内のすべての成人が予防接種を受けることを期待している。
この間、通信社「スプートニク」は、WHOがアストラゼネカ社製ワクチンの安全性について注視していることについて報じている。
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