新型コロナウイルス

オーストリア 露ワクチン「スプートニクⅤ」の単独登録を示唆 EUの決定待たず

オーストリアのセバスチャン・クルツ首相は7日、欧州医薬品庁(EMA)のロシアのワクチン「スプートニクⅤ」の登録作業が長引いた場合、自国レベルで登録する可能性があるとする声明を表した。
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オーストリア首相「ロシア製コロナワクチン『スプートニクV』の接種を受ける用意がある」
クルツ首相は、欧州医薬品庁のプロセスがあまりに長引いているために欧州は英国や米国よりも接種が遅れていると指摘している。

クルツ首相はインスタグラム上の生中継で次のように述べている。「欧州での決定が余りに長引いた場合、もちろんこれを国内レベルで行う可能性もある。欧州では数種類のワクチンを使用している国もある。例えばハンガリーやセルビアなどもスプートニクⅤを使用しており、これが大きな優位を占めている。なぜならより迅速な接種が可能だからだ。これが人命を救い、雇用を維持している。」

2月2日、科学誌『The Lancet』が、高い効果と安全性が認証されたロシア製の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の臨床実験の第3フェーズの結果を公表した。製薬の効果は91.6%とされ、60歳以上の治験者では91.8%だった。また、同ワクチン接種後の新型コロナウイルスに対する抗体は98%の治験者で確認がされた。

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