ブルゴーニュ地方などのワイン産地では、一晩で気温がマイナス5度まで落ち込んだため、これまで順調に成長していたブドウの新芽に霜害が出る可能性があるという。
そこで同地方のシャブリ地区では、14ヘクタールのブドウ畑に300から600個の大きなキャンドルが用意され、日が昇る前にワイン農家が点灯。辺りはオレンジ色の光に包まれた。
またその他の対策として、ブドウの木が凍らないよう散水したり、地面の冷たい空気と上空の暖かい空気を混ぜるためヒーターを設置したりするなど工夫が施されている。
深刻な霜害は2017年にも発生している。厳しい寒波により各地のブドウ畑が大きな被害を受け、同年のワイン生産量は史上最低を記録した。