この動画では、ペイジャーがジョイスティックを使わずにオレンジ色の四角に向かってカーソルを動かしている。その後、ペイジャーはジョイスティックの接続が切られた後も、ゲームを起動しプレイを続けている。同社はこれをMindPongと呼んでいる。ペイジャーは、脳に埋め込まれたチップにより、脳でゲームをプレイしていた。
マスク氏は2月、Neuralinkがペイジャーの頭蓋骨にチップを埋め込み、ビデオゲームをプレイできるようにしたと発表した。同氏は2017年に脳内に埋め込むチップを開発する同社を設立。Neuralinkは2019年、脳とコンピューターのコミュニケーションのためのチップ開発という新たな挑戦について発表している。
同社の共同創業者で社長のマックス・ホダック氏によると、このチップは3100個の微小電極を持つ小さなデバイス。このチップにより、麻痺のある人は脳で機器を操作できるようになる。またマスク氏は、この技術は脳や脊髄の損傷により失われてしまった能力を補うことを目的としていると説明している。
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